お姫様は王子様を演じてる



チュンチュン……



朝を告げる鳥の鳴く声がして、目を開けると。



隣には可愛い女の子が寝ていた…



「……へ?」



状況が掴めず目が点になる私。



スースーと可愛い寝息をたてて、丸まって寝てる彼女は誰?



閉じられた瞼を飾るように長い睫毛にかわいいさくらんぼ色の唇。



ふわふわとした軽くカールした短めの薄茶色の髪が揺れている。



「あの…何で横に寝てるんですか?」



話しかけてみるけど、まったく起きない。



「おーい?」



そう呼びかけながら、こちょこちょと軽くくすぐってみる。



「ぷはっ、アハハハ…」



我慢出来なかったのか吹き出すように笑いだす女の子。



あれ?
もしや狸寝入り?




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