純白廃墟


ハロウィンもまだ来ぬうちからプレゼントサンタは悩むキミだけのために


人わらう「いい財布だね」と言われても笑顔が見たくて選ぶ贈り物


お見舞いのメールを期待するなんてひとり撫でてるギプスとケータイ


こまったな大好きだったけど今はもう大好きと言えない気もして


寝不足のキミの髪を撫でながら「がんばらないで」を飲み込み笑う


細すぎるキミの喉にチョコレート無理矢理通して勝手に微笑み
< 2 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop