超絶セレブ男子にご用心!




******




「安形先輩!!!おはようございます!!」




朝からうちの柔道部の後輩達が、
むさ苦しく挨拶してくる。




「おはよう!」




私もそれに答えるように挨拶し、3階の教室へと向かう。




「こーのみん♪」




ギュゥ~~っと後ろから抱きつかれる。




「ぉわっ!!って…優衣子!!」




後ろを見ると、可愛らしい顔で満足そうに微笑んでいる友達がいる。




「おっはよ~!このみん!」



「朝からびっくりさせるなよ~」




えへへっと笑いながら、少し茶色がかった
サラサラの腰まである髪をなびかせる。




< 30 / 106 >

この作品をシェア

pagetop