佳人な先生

成長

数日後。


私と芹沢さんは

いつものカフェで

待ち合わせをした。


私が少し遅れそうだったから

連絡をしてカフェに

入っててもらうように

お願いした。


私がカフェの前に

着いた時、

芹沢さんは窓際の席で

本を読んでいた。


太陽の光で少し光る

銀色のフレームに

サラサラした髪、

そしてキレイに

浮かび上がる横顔。


そこには

雨の日に会った佳人と

同じぐらいキレイな

佳人な人がいた。


やっぱりよく似ていて

キレイ・・・。



まわりの人たちも

チラチラと

芹沢さんを見ている。


まぁ・・

私も見とれている

1人なんだけど・・。



すると

ふと芹沢さんは

目線を上げて

外の私を見つける。



そして優しく微笑むと

軽く手を上げてくれた。


なんかとても

恥ずかしい・・・///
< 129 / 217 >

この作品をシェア

pagetop