君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「杏奈、寝室に戻ってて」







え……。







【どうして?】



「いいから、早く」







渋々さっきまでいた寝室へ向かう。



再びベッドに潜ると、ほんのりと体温が残っていた。







「――!」



「――!?」







話し声が聞こえる。



みーくんの声と……、女の人の甲高い声。



リビングより奥にあるこの部屋でさえハッキリと聞こえるくらい大きな声で話している2人。




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