君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「お前等何してんの?」







颯と言い合っていたときと同じ、低く冷たい声。







「見りゃわかるだろ?誘ってんの。この子、可愛いだろ〜」



「今、連れの子待ってんだよ」







待って。頭がついていかない。



この人達とみーくんは、知り合いなの?私、みーくんに裏切られたの?わかんないよ……。







「……離せよ」



「は?」







みーくんの声は、微かに震えていた。






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