君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
広い家の廊下を走り、母さんの部屋を開けると、ベッドに寝たままの母さんがいた。







「母さん!?どうしたの!?」



「少し、目眩がしただけよ。心配しないで」



「……っ」







苦しそうに笑顔を見せる母さんが、嫌いだった。



どうして、無理に笑うんだ。



子供の前でくらいは、本当の自分でいろよ。





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