永遠の唄

気持ち

そんな出会いも会って、佐藤先輩は私の中で身近な人に変わっていった。
話したことなんて無かったし、私の名前を知ってるかどうかさえ知らなかったけど私は佐藤先輩の近くにいたいって思った。
この気持ちが恋だなんてこの時の私は全然知らなかった。
自分の気持ちが分かるほど器用じゃなかったから。
そして、頑張って練習した体育祭も無事終わって、私が居た組は優勝も果たした♪
そんなある日の夜、私はいつも通り、愛莉や由里のいるチャットの部屋に行った。
そこには何人か先輩も居て、ちょっと気まずかったけど由里の明るさで空気は和やかになっていた。
「やっぱ、チャット居ると時間忘れるなー」
なんて呟いてみたら、11時を回っていてチャットのメンバーも段々減ってきていた。
「怜ちゃあーん、私落ちるわ☆おやすみ~また明日学校で~」
とメッセージを送ってくれた由里が落ちた。
私はまだ、寝たくなくてその部屋に残っていた。
私の周りは先輩しか居なくてちょっと気まずかったけど優しい先輩達でとても楽しく時間を過ごせた。
「あッ・・この人って佐藤先輩じゃん!!!!!!」
やっと、近くにいたいNo,1の佐藤先輩に会えた。でも、何か話しにかけにくくて何も言えなかったけど私のテンションは確実に上がっていた。そんな時…
「あぁ!美優が来たあ!」
美優は家の事情で夜にあんまりパソコンをしないからそんな見優が来たのはすごく珍しくて私はもっとテンションが上がってしまった。
美優と話していると時期に人数が減ってきて、最終的には私と美優、佐藤先輩、もう一人2年の先輩の4人だけでチャットをしていた。
私は美優意外は全然話せないから美優とずっと話していた。
それと対象に、人見知りをしない美優はずっと先輩としゃべっていた。
【美優ってすごいよなあ~…】
なんて心の中で思いながら自分の人見知り度にため息をつくと…

《鈴木さん!!鈴木さんって健一さんの妹やんな?》
急にチャット上に打たれたメッセージ。
相手は美優じゃない。そう、佐藤先輩だった
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