野獣な執事とワンコお嬢様
着替えた琴音が、庭でハーブティを飲んでいる。



「青柳は…したことあるの?」

「何をです?」

「お、女の人とそういうこと…」

「お嬢様」

「はい?」

「そういうこと、とは、どういうことでしょう?詳しく説明していただけますか?」

「もういい…。聞いたあたしが恥ずかしい…」



体の欲求だけを満たすなら、誰でもいい。



だから、龍蔵さんの浮気だって、仕方ないことだと思う。



好きな女に触れないなら、他の女でごまかすってのが妥当だと思う。



「お嬢様は最近おかしなことばかり仰いますね」

「そ、そう?」

「知りたいなら教えてさしあげますと、以前にも」

「だだだだ、大丈夫っ!!知りたくないしっ!!そういうのは付き合ってる人とか…夫婦がするんだよ…」



だったら早く俺を好きになれよ…。



マジで襲いたい。



攻めまくってドロドロにし…って、変なことを考えてしまう…。



ダメだ、これ以上は。



よからぬことをしてしまう…。



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