野獣な執事とワンコお嬢様
そしてやっと家に帰って来た!!



「あたしのベッド~…。ふにゃぁ~…」

「お嬢様、着替えてお休みになられてはいかがですか?」

「うん、寝るからヒョウは仕事していいよ」

「お嬢様が寝付くまでおそばに…」

「大丈夫、寝るだけだもん」

「そう…ですか…。では…」



平気だよ。



お家に帰ってこれたもん。



ヒョウはこの家にいるし。



うん、平気。



ヒョウがでて行った部屋で、ひとりで寝た。



どれくらい寝たかわからない時、視線を感じて目が覚めた。



「お目覚めですか、お嬢様」

「ヒョウ…?」

「青柳です」

「いつから…いたの?今何時…?」

「夜の9時になったとこです。穏やかに眠っていらしたので、起こすのは忍びないかと」

「寝過ぎたかな…」

「夕食を召し上がられてないので、今お持ちしますね」



起きなきゃ…。



体がだるいな…。



きっと、寝過ぎたせい。



2時ぐらいからずっと寝てた…。



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