野獣な執事とワンコお嬢様
不思議に思いながら、久しぶりに部屋のお風呂に入った。



すっごくサッパリ!!



気持ちよかったぁ~!!



お風呂からでると、ヒョウがやっぱり髪を乾かしてくれて。



湯上がりドリンクまで用意されてるっ…。



「お薬は飲みましたね?」

「ご飯食べてすぐ飲んだから…」

「体が暖かいうちにお休みください」

「う、うん…。一緒に寝…ないの…?」

「ではお言葉に甘えて、お嬢様が寝てからにします」



早々に布団に入れられ、寝過ぎたせいか眠れないあたし…。



布団の中でゴロゴロしてたら、ドアが開いてヒョウがやってきた。



反射的に寝たふりしちゃったじゃん…。



あたしの隣に静かに入ったヒョウは、なぜかあたしの頭をなでなで…。



たまにギュッと抱きしめ、また頭を撫でる。



これ、いつまで続くの…?



寝たふりがバレてしまいそうで、寝返りを打つふりをしてヒョウに背を向けた。



「琴音…」



後ろから優しく抱きしめられ、いつもと違うヒョウに胸がドキドキ…。



< 308 / 500 >

この作品をシェア

pagetop