野獣な執事とワンコお嬢様
自然と目が覚めたら、隣にはキレイなヒョウの寝顔。



これはレア。



あんまり見れないヒョウの寝顔は、すっごく貴重!!



薄暗い部屋は、まだ時間が早いことを物語っていて。



寝過ぎたせいか、なんだか少し頭が痛い。



だけど隣にヒョウが寝てる!!



いつしたのかわからない腕枕。



ヒョウにすり寄ると、無意識に抱きしめてくれる。



胸が苦しい…。



大事にされてる感じがすごくするよ…。



「好きだよ、ヒョウ…」

「んぁ?何時…?」

「わかんない…。まだこうしてて?」

「ん…」



夢じゃないよね?



またヒョウと一緒に笑ってられるんだよね?



「大好きぃ~…」

「…………うるせぇ」

「ご、ごめん…」



朝早くて夜遅いヒョウには貴重な睡眠時間だったらしく…。



しばらく動かずにその温もりを感じていた。



こんなにじっくり寝顔見ちゃったら怒られそうな気もするけど…。



頑張った分、幸せに浸るくらいいいよね?



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