野獣な執事とワンコお嬢様
なにやら、新しい電化製品を作ってるんだとか。



あたしはよくわからないんだけどね。



ヒョウの頭のよさも必要みたいで、仕事はかなりの量みたい。



その姿見ちゃうと、あたしもがんばる気になれる。



あのお兄ちゃんがマジメに仕事してるみたいだしね。



「おはよう!!ジョーくん、りっくん、チサちゃん!!」

「「おはよ~」」



最近はみんなが仲良し。



なんだかりっくんとチサちゃんの距離がね…。



近い気がするんだよね!!



りっくん、クラス違うのにいるし!!



「琴音の雑誌見たよ~!!周りはその話題で持ちきりっぽい」

「ウソ~…。ヤダなぁ…」

「あたしは琴音がお嬢でも、貧乏でも友達だけどね」

「チサちゃん…好きっ!!」



確実にあたしを見る目が違ってて。



今までさんざん文句言ってたくせに、手のひら返されたような態度取られたって信じられないもん。



「有栖川、困ったことがあったら言えよ?」

「そうだよ。僕らだって友達なんだからね」



ジョーくんもりっくんも…大好き!!



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