野獣な執事とワンコお嬢様
おかげで学校生活は普通。



騒がれてるけど、話しかけられたりはしない。



仕事がしやすくなって、毎日笑顔でいれるようになった。



ヒョウは相変わらず忙しい。



「ただいま戻りました、お嬢様」

「おかえり、ヒョウ。ご飯食べた?」

「青柳です。私のことはお気になさらずに。それよりお嬢様はオヤスミになられた方がよろしいかと」

「なんで…?」

「体調、あまりよくないのでは?」



えっ…?



なんでわかるの?



お昼から頭が痛いとは思ってたけど…。



「さぁ、ベッドに」



ヒョウがくれたお茶を飲んでから眠った。



次の日は喉の痛みと体のダルさ。



「だから言ったでしょう…」

「学校行けるもん…」

「明日は仕事ではないですか。少しは休まないと…。最近頑張りすぎましたね」

「ヤダよぉ~…。なんでこんなに体弱いのぉ~!!」

「生まれつきです。私も本日は休んでゆっくりしますから」



ヒョウが一緒ならいいや…。



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