野獣な執事とワンコお嬢様
人当たりはいいし、口もうまい。
根性もあるからな…。
「お前さ、面接受けるか?」
「何の?」
「営業」
「会社は?」
「うち」
「ムリムリ!!高卒で有栖川とか、ありえねぇ!!」
いやいや、有栖川って言っても、俺と龍蔵さんのとこ。
有栖川の下の下だから。
「今やってる新事業、失敗すればお前無職だし。バックが有栖川って言っても、今は名前すらないから」
「悪い、意味がイマイチ…」
「有栖川のいくつかある事業のひとつ。俺と次期社長で、つぶれた工場建て直し中」
「楽しそうだな」
「ちなみに給料安いからな。使っていい金が開発費に消えたら、現社長に借金だし」
龍馬様の力は借りずに頑張ってるけど。
『有栖川 新事業』という肩書きを使わないことが俺と龍蔵さんのプライドなわけで。
「完成したら営業行ってもらわなきゃダメだしな」
「俺にはそんな大それたこと…」
「まぁ、面接で落ちるかもしれないから」
「ムカつくからやってやるよ!!」
よし、頑張れ。
根性もあるからな…。
「お前さ、面接受けるか?」
「何の?」
「営業」
「会社は?」
「うち」
「ムリムリ!!高卒で有栖川とか、ありえねぇ!!」
いやいや、有栖川って言っても、俺と龍蔵さんのとこ。
有栖川の下の下だから。
「今やってる新事業、失敗すればお前無職だし。バックが有栖川って言っても、今は名前すらないから」
「悪い、意味がイマイチ…」
「有栖川のいくつかある事業のひとつ。俺と次期社長で、つぶれた工場建て直し中」
「楽しそうだな」
「ちなみに給料安いからな。使っていい金が開発費に消えたら、現社長に借金だし」
龍馬様の力は借りずに頑張ってるけど。
『有栖川 新事業』という肩書きを使わないことが俺と龍蔵さんのプライドなわけで。
「完成したら営業行ってもらわなきゃダメだしな」
「俺にはそんな大それたこと…」
「まぁ、面接で落ちるかもしれないから」
「ムカつくからやってやるよ!!」
よし、頑張れ。