野獣な執事とワンコお嬢様
まだ寝たかったような顔…。



ベッドに座って動けないようなので、抱き上げて部屋に付いてるバスルームに連れて行く。



「歯磨き、いたしましょうか?」

「自分でやるよぉ~…」

「でしたら目を開けてくださいね」

「開かない…」



さっさと目覚めろ。



ムカついたので、琴音の歯ブラシに歯磨き粉を着けて口の中に突っ込んだ。



あまりにビックリしたのか、勢いよく開いた目。



「あ~ん、です、お嬢様」

「自分でっ…」

「なにか?」

「あ~ん…」



口の中って、なんだかエロい…。



恥ずかしいのか、涙目になった琴音に優越感を感じる。



そのまま歯磨きしてやった。



「洗顔フォーム、泡立ててさしあげますね」

「も、もういいよっ!!起きたからっ!!」

「左様でございますか。では、失礼します」



バスルームから出たら、琴音のベッドのシーツを剥がす。



このままにしてたら、また寝そうだからな。



顔を洗い終え、出てきた琴音に追い出された。



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