Dearest
レオンと入れ違いにサミュエルと仕事を終えたラヴが帰ってきた。



「おかえり、ラヴとサミュエル」

「ただいまです」



アキは2人を出迎えると再びキッチンに戻った。




「ねぇアシュリー、どうしよっか?」

「バカは当分帰ってこねぇだろうし、今ならバレねぇよ。丁度4人になったし早いとこ食っちまおうぜ」



アキとアシュリーは顔を見合わせ頷くと、メロンを皿に乗せリビングに運ぶ。




「今日はメロンですか」

「そう、近所の奥さんから頂いたの」



アシュリーとサミュエルは甘い香しい匂いを嗅ぎながら目を輝かせている。




「早いとこ食っちまおうぜ。レオンが帰ってきたらヤバいだろ」

「…?何故レオンが帰ってきたらヤバいのですか?」

「あのね、4等分にしか出来なくてレオンの分ないんだ」

「そうだったのですか。確かに5等分は難しいですね」




ラヴは納得したように頷く。
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