Dearest
「大丈夫ですか?アキ」



アキは頭を抑えながら頷いた。




「気を付けろよ、床が抜けんだろ……って、おい!」

「何よ、アシュリー」



アキが倒れた体勢で顔だけ上げると、男達は固まりながらアキを凝視していた。




「…アキ、スカートの中が丸見えです」



ワンピースを着たアキは足を開いた状態で倒れていた為、パンツが丸見えだったのだ。


そんなアキの足を間近で眺めているレオン。




「ぎゃあああ!レオンの変態!!」

「レオン、殴りますよ」

「最低だ」



真っ赤な顔をしながらラヴとサミュエルがレオンを罵るが、レオンはお構いなしにアキの恥ずかしい部分を見つめていた。




「…俺、ここから生まれてきたかったなぁ…」



レオンがそう呟くと、アシュリーが咽せりだした。




「げほっ…げほ!何言ってんだバカ!!」

「だってアキから生まれたら、生まれた時からずっと幸せだったじゃん」

「ていうか、いつまで見てんだよ!お前はただの変態じゃねぇか!!」




アシュリーは胸元をさすりながら怒鳴る。
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