Fragile~思い出に変わるまで〜
「気にすんなよ

……ていうか、もう関係ない人なんだから、藤森が謝ることないって

夕方ね?了解、了解!
問題ないよ、何時から?」


わざと軽い口調で言うと、藤森は少し安心したように息をつく。


「一応、5時ってことで話はついたんだ

前に行ったイタリアンレストランにしちゃったんだけど、いいかな?」


「わかった、現地集合?
それとも俺らは一緒に行った方がいいのかな?」


「うん……申し訳ないけど、一緒に行ってもらえる?

……万が一、二人きりになることがあると、まだ怖いっていうか……」


きっと以前のことが引っ掛かってるんだろう。


まだ怖いと言うくらい、相手の男は無理矢理藤森を……


そう思ったらムカムカしてくる。


だけどそれを顔には出さずに、藤森の言いたいことを察して、わかったと頷いた。

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