Fragile~思い出に変わるまで〜
「もちろんです

いずれはと考えてますし、ひなちゃんも僕がパパだったらうれしいって言ってくれてますので」


これは本当だ。


毎回会うたびに、ひなのパパになってとせがまれている。


「そう…ですか……」


それを聞いて少なからず中田はショックだったようで、さっきの勢いとは逆にトーンダウンする。


俺はそこに畳み掛けるように言葉を続けた。


「ひなちゃんはとてもいい子で、僕によく懐いてくれてます

たまに動物園なんかにも行くんですけど、肩車をするととても喜んでくれて……」


そこで一息入れ、彼の目をまっすぐ見て言った。


「僕も本当の娘のように可愛くて、大事にしなくちゃって思ってますので、ご安心ください」

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