天を衝く槍


「そんで、12階から20階までが俺らの住む場所な」


ヨースケは「今日やることやったら教えるけ楽しみにしとき」と、口元に笑みを浮かべた。


「そんでー……あ。」


彼が手にしている資料を見て、瞬きを二回した。


何かあったのだろうか。


「……どうしたんですか?」


私は恐る恐る聞く。


「あー…やってもうたー」


彼はガックリと肩を落とす。


「行く場所間違えたー」


彼が言ったのと同時に、エレベーターがチーンと鳴ってドアが開いた。


しかし彼は降りずにドアを閉めるボタンを押して、地下3階のボタンを押した。


「あの、ここには何が?」


私が聞いた時、エレベーターのドアが閉まった。


「ここは、枢要所」


エレベーターが下降し始めた。


「…って言われとるけど、ほんまにそうなんかねぇ」


彼は蔑むように言い、彼は「ふぁーぁ」と大きな欠伸をする。


「Aliceに枢要所は無いとかいう話とかあるけんなぁ」


彼は「正直、俺は興味ないわ~」とヘラヘラ笑った。


だけど、ヨースケはさっきのフロアには何があるのかとかは教えてはくれなかった。
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