Hurly-Burly3 【完】

ギュッと両手を掴まれた。

「知恵の輪がやっと外れたんだよ!!」

今時、知恵の輪ですか?

しかも、今の衝撃で外れたのですか?

それは知恵を使ったとは言いませんよね。

「そ、それは良かったですね・・・」

とっても、変わった人です。

顔がよく見えないのが残念だわ。

「君は幸運の女神さ。」

「頭でもぶつけましたか?

それは大変ね、近くの救急センターへ

急ぎましょう!!」

人に初めて女神と言われました。

パシっと両手を握られる。

「えっ、あの・・・・・」

「俺、君のことが・・・・」

な、何かしら?

ドキドキとその言葉の続きを待っていると、

「日和ー、日和ー」

サユが探しているみたいだわ。

「ごめんなさい、どこも怪我はされていませんか?

友達が探しているようなので行きますね。

一応、心配なので絆創膏です。」

ひよこ柄の絆創膏を差し出して愛想笑いを

浮かべてその場を去った。

「あ、あのー!!」

何、かしら?

振り返ろうとした時にはサユが来て、

遅かったじゃないのと言われた。

結局、あの人は大丈夫だったのかしら?

とても、変わった人だった。

「日和、明日は迎えに行くからね。」

とりあえず、サユが楽しみにしている

ようなので今日は早く寝ましょう。

13日は金曜日を無事に乗り越える

ことが出来てホッとするのだった。

家に帰るとジョセフィーヌがあたしの

帰りを今か今かと待っていたようで

玄関を開けると飛びついてきた。

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