Hurly-Burly3 【完】

「安心して兄ちゃん。

まだ当分ないと思うから!!」

むしろ、結婚なんてするか自体謎だ。

「・・・・分からないだろ」

兄ちゃん、急に無言になってご飯をパクリと

口に放り込む。

「それじゃあ、いつかそんな日が来たら

兄ちゃんが阻止すればいいんじゃないか?

だから、こんな歳で結婚考えたくない。

後、10年後まで待ってくれない?」

「絶対阻止するに決まってるだろ!!

敵は全てなぎ倒す戦法だ。

ひーちゃんに指一本触れることは

この俺の目が黒い内は絶対に許さん!!」

ああ、好きにすればいいさ。

それで兄ちゃんの気が済むなら

結構なことじゃないか。

「ジョセフィーヌが驚愕の眼差しで

兄ちゃん見てるよ・・・・」

「ジョディーは良いヤツだからいいんだもんなー。」

結局、動物好きが勝ったか。

しかし、ジョディーじゃないよ。

いつになったらちゃんとした名前呼んで

あげられるのよ。

「ねぇ、兄ちゃんジョディ―って何?

ジョセフィーヌっていう名前なんだけど!!」

ジョしか合ってないよ!!

「そのゴルバチョフみたいな名前誰が決めたの?」

全然合ってるところないよ。

もう名前の原型が微塵にないよね!!

「父さんがジョセフィーヌだって言って

送って来たんだよ。」

何がしたいのか分からない。

いつの日か大和さんが困惑した表情で

ジョセフィーヌと一緒に待ってた。

「ああ、父さんか覚えにくい名前考えるよな。」

父さん息子に貶されたよ。

あたし結構ジョセフィーヌっていう名前

気に入ってるんだけども!!
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