Hurly-Burly3 【完】

そういえば、あたしはやることがあったのだ。

「ちぃーが目を覚ましたぞ!!」

ユウヤの声に不良メンバーズがどっと騒ぎ出す。

「黒宮さん、俺たい焼き買ってきやす。」

「俺はプリン買ってきやす。」

「ドーナッツもいいっすよね。」

ちぃー君が何故あそこまで崇拝されるのか

あたしには謎でしょうがない。

確かに、ちぃー君の美貌は男女を超える

何かがある気がする。

それはもう老若男女の視線を独り占め

出来るであろう秘めた力を持っている。

「結局、何してる?」

京君と馨君はそんな不良メンバーズを

遠目で見守っている。

「秋桜って知りませんか?」

「桜って春に咲く。」

それは知ってますよ、京様。

不良メンバーズがわいわい言いながら

歩き出していく。

ちぃー君を引っ張ってくるユウヤと

ナル君は相当ちぃー君が好きだ。

「ちぃー君、ごめんなさい。あたしと

したことがどうも力が強すぎ」

ちぃー君にゴシゴシ顔面を擦られた。

「な、何!?」

「日和ちゃん、一生懸命で土付いてたよ。」

それをもっと早く言ってくれよ。

「それで、何で花壇で桜?」

京君は謎を解きたいらしい。

「秋桜というのは別名で本来よく言われるのは

コスモスという可憐なお花です。」

「日和ちゃんって花好きだよね。」

「えっ、そう言われて見れば・・・」

いつから花壇を弄ったりするのが好きに?

母さんは花壇を弄ったりするタイプじゃない。

父さんは花壇弄りをしたら家が破壊する。

どちらかというとマミーの方が得意そうで、

マミーから教わったのだろう。

家の庭にはたくさんの花が咲いている。

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