Hurly-Burly3 【完】

これはある種の不可抗力なんですと訴えたい。

いや、隠れるつもりはなかったんです。

ただ、そこに落ち葉が落ちていた。

これはダジャレじゃない!!

「そういやよー、海龍の上條がこの間よ。」

落ち葉の上で呑気に座談会開いてる場合かっ!!

とツッコミたくてウズウズする。

「なぁー、新井さんまだ来ねぇよな?」

「つうか、俺らこんな暇していいのか?」

普通ならここであたしをひっ捕まえるシーン

が来てもいいだろうに、なんてお間抜けな

不良たちなんだ。

でも、一つ分かることがあるなら彼らは

不良メンバーズに属していないということ。

パーカーを着て誤魔化しているが他校生の

制服で明らかにガラが悪いということ。

これは隠れみの術を使って正解だったわ。

あたしの潜在能力によって危険を感知したんだ。

さすが、あたしだ!!

「最近、肌が乾燥してきちまってよ。」

うん?

「あー、確かによ。ゴツゴツしてんじゃん?」

ちょっと、会話が可笑しな方向へいってないか?

まぁ、ウチの息子たちはこんなくだらない会話

したり・・・するわね。

「おめぇの顔がすでにゴツゴツしてんじゃねかぎゃはっ」

あ、不良っていうのはみんなこんな感じなのか?

「だっせぇな。」

「俺は乳液付ける派だぜ。」

「俺は化粧水塗っちまってからの保湿に心がけてる。」

お前ら女子かと言いたい。

ここに慶詩が居たらハリセン持って乱入するだろう。

ひいふうみと4人居ることがここから伺える。

「つうか、暇だよな。女1人位捕まえとくか?」

やはり、彼らは不良メンバーズとは違う族種らしい。

不良メンバーズはあんなこと言えない。

イケメンが多い不良メンバーズだが、その実態は

へタレの多い男の子が多い。

女子とお近づきになるにはどうすればいいんですか

と聞いてくるほどにだ。

そんな不良メンバーズを知ってるから全くの別もん

なんだと分かった。

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