Hurly-Burly3 【完】

今更だが、あたしはある意味すごいところに

居たのかもしれない。

あまり自分では気付いてないが、不良メンバーズ

の心の広さを知った気がする。

このあたしに誰もツッコミ入れてくれないとは・・・

もう猫だと完璧に思われている時点で存在を

消されている気がする。

「でも、俺は黒宮さん見たかったな。」

「だよなー。」

「拝んでおきゃ1日いいことあるらしいぞ。」

「そりゃ、拝みてぇー」

ちぃー君のこと?

千治氏、お主何をしたんだ!?

そういや、ちぃー君の名前ってよく聞くわね。

「あの人、マジで強いよな。」

「俺は、足蹴にされた野郎の顔見た

ことあるぜ。すげぇ、痕残ってたぜ。」

人の話を聞く趣味なんてあたしにはない。

「俺の仲間には半殺しにされたヤツ居るぜ。」

何を言われようとあたしが戸惑ってどうする。

「でも、あの人甘ぇんだよな。」

はい、そうです。

ちぃー君は甘い匂いを漂わてます。

今日もドーナッツかたい焼きか、

大福とか食べてるんじゃないかしら?

「俺らなんて足元にも及ばねぇんじゃね?」

だから、ちぃー君がどれだけ強いのか

とか見たことないから分からない。

あたしには天然入ってるマイペースな

寝坊助さんにしか見えない。

「強いって言ったらよ。涌井さんと古河さん

相手にしたら確実に死亡フラグだろ~」

別に動揺しているわけじゃない。

いきなり、京様と伊織君の話に入ったからって

聞き耳を立てているわけじゃない。

「水谷さんもヤバいらしいぞ。」

慶詩も加わったらしい。

よっちゃんとかもっくんたちの話は出て

来ないのかしらとワクワク待ってた。

ふわりと風が舞って落ち葉を攫って行く。

あたしとしたことが・・・これではバレてしまう!!

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