Hurly-Burly3 【完】
ぐえっ。
しかし、予想外の重さだ!!
サユには大丈夫とか言ったけど、結構キツイ
ものがあるよ。
地面との睨めっこが始まった。
赤コーナー仏頂面の地面さん。
白コーナー力自慢のあたし。
ササッと周りが道を開けてくれるのは助かった。
あっぷっぷを開始してから一向に終わりが見えてこない
睨めっこが終止符を打ったのは数メートル歩いたところだ。
限界がとおにやってきてバランスを崩して地面へヘディング
スライダーするところで背中に乗せていた重荷が軽くなった。
「えっ?」
な、何故だ?
いきなり軽量化するわけないよね。
木材にそんなサプライズがあったら驚きで腰抜かす。
「ひーちゃんだろうなと思ったんだよね。」
なっ、お前の仕業だったか!!
「村田ティーチャーキャラじゃないこと
しない方がいいよ。」
「可愛げないセリフだな。今のトキメクところ
じゃないの?今時の女子高生ってこんなに冷めた
ものなのかよ。」
こんなに冷めてるのは一部だけですよ。
あたしとサユに通じるわけないだろ。
周りをみて見ろよ!
目をハートにした女子がわんさか居る。
「いや、どこの亀かなと思ったんだよね。」
亀で悪かったな!!
ノソノソ歩いて何が悪いんだ。
体に抵抗受けてたんだぞ。
しかし、男の人はいいな。
そんな板を軽々持てるとか羨ましい限りだ。
あたしなんて体格からしても板より小さいし、
筋力もやっぱり違うんだろう。
あたしもマッスルボディーになりたい!
ムキムキじゃなくても筋力が欲しいもんだ。
「さーちゃん、それも貸してごらんよ。」
保健医の癖にわりと体力あるんだな。
デスクワークが基本なんじゃなかったのか?
まぁ、いいや。
運んでくれるのは確かに助かった。