Hurly-Burly3 【完】

また、スーツが似合うのが気に入らない。

「何だ、ひーちゃんとさーちゃんだけなのか?」

「みんな掛け持ちなんだよ。」

そういえば、今日はまた何とか会議で居なかったはずじゃ

なかったっけ?

いつも、会議とか研修とかで居ないイメージがある。

「そっか、2人は帰宅部だもんなー。」

「入りたい部活がとくに見つからなかっただけだ。」

「あたしも同意見よ。」

サユに賛同をもらえるとは嬉しい!

「そんで、どこ行きゃいいの?」

「えっと、花壇の近くの空きスペースで!」

あ、工具持ってこなきゃだ。

取りに行ってくるか。

「工具取りに行ってくるから頼みます。」

村田ティーチャーとサユに背を向けて、

校務員のおじちゃんのところに再度工具を

借りに行った。

おじちゃんには鋸借りたら危なっかしいなと

苦笑いされた。

「日和ちゃん、気をつけるんだよ。もし、出来

なくなったらおじさんが手伝うから声掛けてな。」

いつもお世話になってるおじちゃんの優しさに

感動してお辞儀した。

「その時はよろしくお願いします!とりあえず、

やれることはやってきます。」

おじちゃんに手を振って花壇に急いだ。

サユには鋸持たせたら危険な気がする。

あたしの近くで安全な仕事を任せよう。

「お待たせ!」

村田ティーチャーは木材をちゃんと運んで

仕事に戻ったらしい。

サユが手伝わせようと思ったのよと言っていた。

どうも、まだ終わらせてない仕事があるらしい。

大人というのも大変そうだ。

まぁ、ここまで運んでくれたのだからそれで

十分だと思う。

「日和、こういうの好きだよね。」

寸法は計算してるからこの通りに切断して、

釘で止めるのは最後になりそうかな。

その前に下書きしてペンキで配色しなきゃだ!

< 332 / 457 >

この作品をシェア

pagetop