Hurly-Burly3 【完】

まぁ、まだ時間はたくさんあるから焦る必要はない。

「サユはあたしのお喋り相手になってくれれば

いいからそこに居てね。」

1人になったらそれこそ寂しい人だ。

「いいけど、あたしに出来ることがあったら手伝うよ。」

「ふふっ、うん。じゃあ、そうして。」

サユと2人でブルーシートを広げて地面に引いた。

少し、雰囲気が出てきた。

周りにも似たようなことをしている人たちが居た。

あたしたちのように2人でやってるところは殆ど

見当たらないけども。

まずは、木材をメジャーで測って寸法を書く。

鉛筆に捻りタオルで大工さんっぽさを出して見た。

「日和恰好から入るよね。」

「き、基本ではないか!」

「うん、もう好きにしたらいいよ。」

サユは音楽掛けるよと言ってiPodを取りに行った。

それまで、あたしが鼻歌占領してやろう。

今は丁度テンションも上がってきた。

※周りから見るとポーカーフフェイスで、

無言で作業してる人に見えてます。

因みに、鼻歌はどこかの音楽に負けて

周りには聞こえてません。

よしっ、木材に寸法図ったから鋸で

切らなきゃだわ!

随分、時間が掛かったわね。

寸法書いてるだけで3時は過ぎた。

「サユ、少し休憩でもする?」

「あたしはいつでも休憩中なんだけど。」

あ、そうだ!

「う~む、これ切ってからにしようかな。」

鋸を片手に右足を木材に掛けて考えた。

※周りには大丈夫かってビクビクされてます。

「日和ちゃんっ!?」

えっ?

今、何か声聞こえた?

幻聴かしら?

えっと思って鋸を背中に担いで後ろを振り返った。

その瞬間、馨君を初めとする7人が顔面蒼白で

あたしを見ていた。

< 333 / 457 >

この作品をシェア

pagetop