Hurly-Burly3 【完】
またしても、忍び足で忍者ごっこをしているかの
ような足運びで不良メンバーズがよく物を隠している
小部屋へと侵入することに成功した。
しかし、何でこんなことがありえるんだろうか?
この部屋の許可とかってどうなってるんだ?
先生たちは一度も注意したこともなかったよね。
この部屋は基本先生たち入れないみたいな感じだったし、
一体何の弱みを持ってるんだ!?
まさか、やっぱりみんなは宇宙から視察にきたスパイ
で地球の侵略を密かに伺ってるんだ。
そうとしか、考えられない!
※ツッコミ不在の妄想ワールド進行中です。
こうしちゃ居られないわ!!
みんなを説得して地球に博愛精神を持たせて、
侵略はNGにしてもらわないと。
それにしても、見た目はあんな感じだけど、
整理整頓したりと彼らは不良なのか疑問を持つ。
あ、毛布あった。
ちゃんと綺麗に畳んであるし、雑誌も整えられて
麻雀セットもきっちりしてある。
やっぱり人は見た目で判断してはいけないらしい。
毛布を手に取り京君に近づく。
良かった、まだよく眠っているようだ。
起こしてしまわないようにしたつもりだ。
あまり音を立てないように毛布を京君の体に
かけると少し京君がビクッと動いた。
ヤバッ。起こしちまっただろうか!?
ぎゃあー、起きないで。ごめんよ。
スースーと寝息が聞こえる京君に
ホッとして床に腰を下ろした。
そういえば、京君は何故に今日1人でこんな
ところに居るんだろう?
廊下の声は全然聞こえない。
あの扉分厚いからな。
「そろそろ、行かねば。」
サユを待たせてるだろうし、
世界史の先生から借りた本をテーブルに
取りに行こうとした。
窓から風がふわりとやってきて肌を
さらりと通過していく。