Hurly-Burly3 【完】
確かにあたしには勿体無いぐらい綺麗な衣装を
揃えて貰っちゃったもんだ。
さっき、鏡で見た時はビックリしたからな。
肌にラメのパウダー叩かれて非現実的過ぎて
思考が追いつかなかったし、おまけに頭上には
輝き放つプリンセスの証であるティアラまで
乗せられたものだから落ち着かなかったよね。
「ヒヨリン、綺麗だよ。」
ナル君がエンジェルスマイルを浮かべる。
「あ、あ、ありがとう!そう言われると照れる。」
そんなこと言われたことないんだもの!
感動してしまってもいいでしょうよ。
あたしなんかにそんなお言葉勿体無いぐらいだ。
「どこが照れてんだ!?」
※精一杯の照れをポーカーフェイスで表現してます。
「なっ!!そんなこと言われたことないもん!
女の子なら誰だって言われてみたいものさ!
あ、あたしなんてちんちくりんだから言われる
ことすらないと思ったけどねっ!」
慶詩め、どうせちんちくりんがそんなもの着て
ケッと思ってるんだろ!?
まったくもって失礼なヤツだわ!
「そんなことねぇよ!!」
ナル君のフォローが唯一の救いです。
「日和ちゃん、大丈夫だよ。ナルの言う通り
綺麗だからね。」
馨君、(´;ω;`)涙の代わりに鼻水が出ます。
ハンカチは制服のポケットに入ったままだわ!
「失礼を承知でいいですか?」
「うん?」
今、何時ですか!?
お腹がグーっと鳴ってお腹を抑えた。
「お腹空いてるのかな?」
伊織君が抱えてくれていたとは言え、
最初の方は全速力で走って逃げ回っていたし、
最後に食したものと言えば、10時頃に田中と
半分子にしたたこ焼きぐらいだ。
あの時、全部食べられるって言う田中に頷いて
いれば良かった。
まだまだ、文化祭だからと半分子しましょうって
言うんじゃなかったよ!