Hurly-Burly3 【完】
お腹すごい空いてます。
「ば、バレてしまってはしょうがない。」
開き直りが時には大事です。
無理に意地は張らないことにしました。
「ケータイ借りてもいいですか?
まだ、兄ちゃん帰ってないはずだから
リュックサックに詰めてたバナナを・・・」
このドレスでは食事すら自由が出来ない。
汚したら大変だからソース系の物は食べちゃマズイし、
バナナで我慢するしかない。
帰ったらモリモリ食べればいいからな!
「ヒヨリン、冷めちまってるけど食べ物多少あるぞ!」
ももっちが向こうの方で騒ぐ連中の中から顔を
ひょっこり出す。
「えっ、食べる!」
食べ物に文句つけてる場合じゃない。
ももっちが不良メンバーズを数人従えてこっちに
やってきて、食べ物を分け与えてくれた。
「いただきます」
パクパクと口にどんどん詰めていく。
その勢いに不良メンバーズが目を見開く。
「ヒヨリン、恐るべし!」
「どんだけ~」
ドレスを汚さないように最新の注意をして、
貰ったもの全てを平らげた。
「おめぇ、すげぇな。」
慶詩それ褒めてるのか?
ティッシュで口元を拭ってごちそうさまをして、
髪型乱れてないか念のため頭上を触ってあることに
気付いてしまった。
(゚д゚lll)何てことだ!
「ひよこ、どうかした?」
京君がいち早くあたしの異変に気付いた。
それもそのはずキョロキョロと挙動不審に
屋上を見渡している。
答えようとしている時に屋上の扉が勢いよく
開いて、よっちゃんたち捜索隊メンバーが帰還した。
「ヒヨリン、見つけたぞ!」
よっちゃん、よく見つけてくれた!
白いパンプスを高く掲げてあたしの元にやってきた
よっちゃんは額に汗を浮かべていた。