Hurly-Burly3 【完】

馨君の煎餅を受け取ってもまだため息を吐く

あたしのマイフレンドサユちゃん。

「こ、これはもしやあたしの出番到来では

ないかね!!」

愛の戦士は親友のために地球にやってきた。

「さ、サユちゃ」

バシっと顔面に強烈な一手を受ける。

「ぐほっ」

サユちゃんが、可笑しいであります。

心ここに在らずではないか!!

「お前、すげぇ精神してんな。」

「慶詩、何故だ!!

何故あたしはこうなる?」

未だサユはため息を吐きながら

顎に手を置いて物思いに耽った。

「とりあえず、お前が口出しすると余計

サユリちゃんを追い込みそうだな。」

伊織君、酷いっ!!

「あ、あたしはどうすれば良いのですか!?」

親友を怪獣から救うには愛の戦士の出番では

ないかね!?

「日和ちゃん、少し黙ってようか?」

か、馨君のスマイルに磨きがかかった。

「アイアイサー」

お口にチャックを閉めてサユをジッと

見つめることに専念した。

そのレザー光線張りの視線にみんなが

ドン引きしたのは言うまでもなかった。

ちぃー君までもがその視線に身震いして

起きてしまったぐらい。

「日和、痛いよ。

あんた、すごい怖いぐらいこっち見ないで

くれない!!」

サユちゃん、急に怒り出す。

それでも、馨君の言った通りだんまりを続ける。

「ちょっと、考え事があるだけよ!!」

バシっとあたしの頭にチョップをして

教室を華麗に出て行くサユちゃんを追いかけ

ようとしたところユウヤに止められた。

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