Hurly-Burly3 【完】
何故止める!?
口を開けない今ユウヤと眼力で会話しようと
頑張ってみた。
「日和ちゃん、もう喋っていいよ。」
馨君疲れたように笑ってる。
「な、何故止める!?」
あれは絶対に追いかけるべきだろうが!!
女の子の気持ちがちっとも分からん奴らめ!!
あそこで追いかけて捕まえてあげてからこそ
愛が芽生えるのではないか。
「お前女子力欠けてんだろうが。」
この金髪ライオン、お前は男だろうが!!
「いや、待て何故心の中の会話が分かる?
お主、まさかこの夏に心を読む術を身に
つけたのか!?」
「マジでお前には何かイラつくんだよな。
今、自分で言っただろうが。」
「な、なぬっ!?」
あ、あたしついに自分の意識とは反対に
言葉にしているのか?
「ヒヨリン、今のはサユリンが1人にしろって
思って教室出たんじゃねぇか?」
ユウヤの方が女子力分かってるの?
「・・・・・あたしに地球は救えなかった。」
ズーンと落ち込むあたしにみんながため息を吐く。
「ひよこ大規模なこと言ってないか?」
京君は読んでいた本を机に置く。
「あたしは力になれないのだろうか?」
サユが困っているのに何もしてあげられないのか?
あたしが困るとサユはいつも助けてくれようと
するのにサユの力になることが出来ないのかな?
「ヒヨリンはきっと力になれる。
サユリンがヒヨリンに何も言わないわけない!!
だから、待ってあげたら?」
ナル君はクリクリの大きなお目目で助言をくれた。
「み、みんなの方が女子力強いなんて
あたしはどこからやり直すべきなんだ!!」
「生まれたところからやり直せ。」
慶詩はケッと言いながらそう言葉を吐いた。