Hurly-Burly3 【完】
馨君の前で反省しながら正座になって
みんなのことをジッと疑いの眼差しで見た。
「お前、何怒ってんだ?」
ちぃー君の頭には?が浮かんでいた。
どうも、ちぃー君のマイペースは未だ
話を進める支障になる。
付いて来れなかったのね。
ちぃー君、しっかりしようね。
「大丈夫だよ、何もしてないから。
サユリちゃんに釘打たれたと言った
方がいいかもしれないけどね。」
「うん?」
馨君はふわりと優しい笑みを零す。
それが何故か心にスッと入って来て
落ちつきを取り戻した。
「お前、海行った時に言ってたろうが。」
慶詩が髪を掻きながら言う。
「そうだ、サユリンとヒヨリンの絆は
ちょっとやそっとで壊れるもんじゃないだろ?」
ユウヤがドヤ顔で言い終わった後に残るのは
確かなサユへの信頼だった。
あたしとサユは強い絆で繋がっているのだった。
焦って気付かなかったけど、サユには根気よく
アタックを続けていたあの頃に比べれば少し
ぐらいサユに焦らされたぐらいでめげない。
「みんな慰めの言葉をありがとう!!
愛の戦士は立ち上がるのです。
地球を救うために友を救うために
もう一度リングに上がって戦う!!」
ハートにエネルギーをチャージル。
「いや、戦うのは期待してなかった。」
伊織君は嫌だわこの子と言いながら
パンを頬張っていた。
「大体、愛の戦士ってのはツッコむべきか?」
慶詩の困惑顔にノーセンキュした。
「兄ちゃんがヒーローグッズをたくさん
持っているから何でも良かっただけだ。」
とりあえず、自分のソウルを盛り上げる
ために愛の戦士と呼んでいるだけで
別に月○仮面でもドラ○もんでもなんでも
良かったのである。