Hurly-Burly3 【完】

ウルトラスーパーに飛んで見せるのだ。

「そうと決まったら聞き込みだ!!

探偵になりきって謎を解決よ。」

探偵グッズをロッカーから取って来ねばっ。

「日和ちゃん、話聞いてたのかな?」

馨君の言葉にみんなが首を横に振る。

「よしっ、早速放課後から尾行の練習ね。」

シュタタタタタタタ。

※日和の忍者のように歩く練習を見てため息を

吐くみんななのです。

その後、昼休みはずっと調査を続けた。

サユの最近の足取りを聞き込みしてみた。

やっぱり、探偵になりきるのは難しいわ。

もう少し勉強してみなきゃね。

推理小説は好きだけど、自分が実際になる

のはどうも違う。

結局、大した情報を掴むこともなく放課後

がやってきた。

サユは教室で待ってるよと言ってあたしが

委員会に行くのを見送ってくれた。

最近はマコ君が文化祭準備で中々会えて・・ハッ!!

もしや、寂しがり屋のサユはマコ君に会えない

ことが寂しくてため息を・・・・

そ、そこは盲点だった。

委員会が終わって教室に戻ったらサユちゃんに

ぎゅうっと抱きついてあげよう。

委員会は大したことではなく新学期に入ったから

行事があるということを淡々と先輩が喋っていて、

俗にいう形だけの委員会という感じだった。

「これなら、部活行けるのでは?」

「そうだなっ、何かしなきゃいけないのかと

思ったけど良かったな。」

佐藤君と教室に戻るまでまた佐藤君の熱血

サッカー講座が始まった。

あたしにサッカーのルールの説明を永遠と

語る佐藤君はサッカー少年だと思う。

サッカーのことになると人が変わるほどで

爽やかイケメンの素を見た気がする。

小学生の頃からサッカーボールとお友達

になったとのことだ。

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