Hurly-Burly3 【完】

う~ん、それにしてもサユどこに行ったのかな?

帰ってしまったわけないよね。

ま、まさかね。

あたしを置いて行ったとかそんなわけ・・・・

ズーンと暗いオーラを出しまくるあたしに

ちぃー君は首を傾げる。

ちぃー君はテーブルの上にあるお菓子に手を伸ばす。

相変わらず、甘いものがお好きなようで。

秋は食欲の秋ですよね。

パクっとドーナッツを食べるちぃー君を見ていると

胃もたれを起こしそうになった。

チョコレートのたっぷりかかったドーナッツを

食べられる勇者ちぃー君を褒め称えたい。

あたしには絶対に出来ない。

「食うか?」

あたしの視線を気にしたのかちぃー君

ドーナッツの箱を近付けてきた。

「いや、結構だ。」

甘い匂いが漂ってきてお腹は空いてきつつ

もそれを食べたらあたしは即死だと思い断った。

そんなのほほんとした雰囲気を一気に変えたのは

どこかにお出かけだったと思われる慶詩と京君と

ユウヤで何ですかその組み合わせと思いながら

目を点にしながら瞬きした。

「おう、委員終った?」

ユウヤの手にはたい焼き。

ちぃー君の目が輝いている。

たい焼き好きだよね。

ユウヤはちぃー君にたい焼きの袋を

あげるとちぃー君はたい焼きを頬張った。

あの、糖尿病になるのでは?

「終わったっていうか今日のはとくに

何ともなかったですよね。」

議題がとくになかったので昼食時に少し集めて

しまえば良かったのではと思った。

「ひよこ、食べる?」

京君はチーズ味好きだよねと言いながら

たい焼きを分けてくれた。

やっぱり、京君照れ屋さんだ。

京君がいつものところに座って、

ちぃー君に飲み物を渡す。

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