Hurly-Burly3 【完】
会長は言った。
特別優れた子が中々見つからない中あたしという
中間も期末も史上稀に見る天才児が居ると言う
噂をどうも耳にしたようだ。
そして、ウチの学校は選挙はぜずに会長の指名
制であるということ。
大した役割はとくにないからたまにお茶しましょう
っていう会長さん。
「少し考えて貰えると助かるわ。」
そう言って、彼女は生徒会室を案内してくれた。
その帰りはもう何が何だかよく分からなかった。
もしや、サユはこのことを言うか迷っていたのか。
あたしに言ったら引き受けるとでも思ったのだろうか。
それで考えていたとしたらサユは本当にあたしを
心配しすぎだと思う。
クラスの委員をしているだけで大変なのに、
生徒会長だと!?
そんなの無理に決まっている。
絶対に断る。
何が何でもあたしより相応しい人材がいるはずだ。
これは丁重に断ろう。
折角のお話だが、あたしには荷が重すぎる。
もっとも、この学校に入った主旨が変わり過ぎている。
この学校なら平穏な日常を送れると思い選んだ。
それが委員長を留まらずに生徒会長だなんて
恐れ多くてとてもじゃないけど考えられない。
会長は優しそうな人だったけど、このお話は
なかったことにしよう。
お茶ともにならまだしも会長になるというの
だけは断固拒否。
サユにもそう言ってあげないとだね。
きっとそれで最近元気なかったんだもんね。
結局のところよっちゃんに質問したという
のも生徒会役員の子だったみたいだ。
どうしてよっちゃんに質問したのかと
聞いてみると何となく一番口が軽そう
じゃないのって会長は言ってた。
会長の人を見る目は摩訶不思議なミステリーだと
ふと思った。