Hurly-Burly3 【完】
6時間目の授業はあたしが好きな美術の時間だった
からそれだけは救いだった。
ネガティブ作品になったのは言うまでもない。
絵が暗いよって先生にも言われた。
そして、放課後がやってきた。
「日和、どうする?今日はもう帰る?」
「ううん、サユはよっちゃんたちの相手でも
してあげて・・・あたしは心理カウンセラーを
受けて氷点下300℃の世界から凍ったハートを
奪還してくるわ・・・・・・」
ブツブツダークネスな言葉を発し続けるあたしに、
「ヒヨリンは絶対に幸せにするんだからな!!」
ナル君のプリティーさに心が癒された。
チャージルエネルギーで氷点下150℃の世界に
戻ることに成功した。
「ナル君、どうかあたしを幸せにしてくれ。」
「するっ!!」
ナル君は真っ赤にほっぺを染める。
「その言葉を糧にあたしは生きていこうと思う。」
トボトボと心理カウンセラーの先生が居るで
あろう教室に向かった。
ふわりとアロマの香りが漂う部屋はどこか
心がふわふわと落ち着けた。
「立花さん、初めましてね。」
こんにちわという心理カウンセラーの先生は
本当に絶世の美女だった。
こんなに美人な人が居るのかと目を疑った。
目を瞬かせて先生を見た。
「初めまして、先生。」
「今日はどうしたのかしら?」
にっこりを笑う先生の笑みは温かく
優しくて何故か信頼出来る人だと思った。
今日初めて会った人に信用を持てたのは
稀に見ることであった。
「朝から不幸が続いているのです。」
「そうなの?」
先生はジャスミンティーを出してくれて、
それを飲みながら今日1日の災難なことを
話すと何故か心がふわりと軽くなった。