大好きだから(短)
そして私は立ち止まった。
『課題忘れた!!』
やらなくてもいいか。
でも、先生怖いからなぁ。
『よし!』
私はUターンして学校に向かった。
――――――………
学校に着くと、辺りはもう薄暗くなっていた。
『早く帰ろう!』
そうブツブツ言ってると、教室から声が聞こえた。
真紀の声?
私は立ち止まり、話しの内容を聞いてみた。
「何で?!私、いらなくなった??」
「落ち着いてっ!」
「落ち着ける訳ないでしょ?!!」
真紀と坂城先輩?
「オレは真紀が好きだから!!」
「じゃあ何で瑞紀と付き合ってんの?」
「だって……っ!」
「だってって何よ!私達、付き合ってるんじゃなかったの?!」
あれ?
真紀と坂城先輩が付き合ってる……?