生徒会長の裏の顔
□■翌日□■
「土曜日、ひま?」
沢中君は私に言った。
「うん。まぁ」
「遊びに行かない?」
…やっぱり付き合ったらそうなるのか。
「いいよ」
「じゃあ、駅に10時でいい?」
「うん」
沢中君、ちゃんと確認取ってくれるんだなぁ。
会長なら、こっちの都合なんて聞かなそう。
ははは…。
…なんで会長と比べてるんだろ?
沢中君に失礼だよね。
ごめんね、沢中君。
心なかで手を合わせて、私は謝った。