やわらかな夜
この様子だと、彼女をベッドに連れて行った方がいいのかも知れない。

本当は今すぐにでも犯したかったが、それではあかりがかわいそうだ。

「――ベッド行こうか…」

ささやいた俺の言葉に、あかりが首を縦に振ってうなずいた。

あかりのドレスを脱がしながら、俺はベッドへ向かった。

「――んっ、シュージ…」

華奢な外見からは想像できない、あかりの躰。

彼女の胸が意外にも大きいことを知っているのは、俺だけかも知れない。

世間では“ビーナスボディ”なんて言うのかも知れない。

「――ひあっ…!」

胸の先を口に含んだら、あかりの躰はビクッと震えた。

すでに熱くなっている場所へ指を這わせたら、さらに震えた。
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