《続編》ボクは誰?
「おはようございまーす。」


元気な声で入ってきたのは、

大学二年の川越千尋。

最近仲良く話す仲間のうちの一人。


「千尋、お前来るのおせーぞ。授業終わってんの、知ってんだからな。」


「間に合ったからいいでしょ?越野先輩、見逃して。」


「どーする?勇気?」


千尋と同じ大学で、

三年の越野守も仲間のうちの一人。

ボクはこの二人と一番仲がいいんだ。


「守、ボクに無茶ぶりすんなよ。自分で決めれば?」


「勇気冷たいなー。(笑)」


ちょっとした雑談だけれど、

この小さな小さな時間が、

とても大事な宝物で、

すっごくキラキラしてるんだ。

この時間が、

営業時間が始まっても時々ある。

だからボクは、

この仕事が楽しくてたまらない。

すごく愛おしい時間なんだ。





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