ビロードの口づけ 獣の森編


 ここは人を食らう獣が棲む森。
 けれどこれからは人が安全に行き来できる森へと変わっていく。
 ジンが変えていく。
 そして明日からはクルミもその手助けをしていく。

 新しい獣社会への期待と、それに携わる事ができる喜びに胸が膨らむ。

 腕の中にあるジンの温もりと、グルグルと耳に響くのどの音が心地よくて、クルミはゆっくりと幸せな眠りの淵に落ちていった。




(完)




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 最後まで読んで頂いてありがとうございました。


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