モルフェウスの誘惑 ※SS追加しました。
神村と美雨は一通り事情聴取も終り、店内の後片付けを行っていた
「オーナーすいません。私のせいで…」
実は数日前に脅迫状が届いていたことを
美雨は先程の岡崎という刑事から聞かされた
内容は
『鷺沢 美雨は尻軽女
辞めさせないなら、店をぶっ潰す』
と、書いてあった
神村はどうせイタズラだろうと思い
その脅迫状を無視していた
結果、この有り様だった
「申し訳ないのはこっちだよ。俺がちゃんと対応してればさ、こんなことに…。それに、うちの店は俺がコツコツ仕入れてきたものを置いてるからさ、今の状態じゃ売るものもなくて営業出来ないんだ」
申し訳なさそうな神村
「オーナー、私大丈夫です。以前勤めてた時の退職金とかまだ使ってなくて当面、生活の心配要らないですし。また、どこか探します、アルバイト」
「そう言って貰えると俺も救われるよ。だけどさ、必ずまた、店開けるから。そん時はまた美雨ちゃん宜しくな。そうとなりゃ、世界中走り回って良いもの仕入れてくるぞぉ」
わざとらしく明るく振る舞う神村を
美雨は申し訳ない思いで見つめていた
と、同時に一体誰がこんなことをと
頭の中は疑問で一杯だった
その時、店の入り口で聞き覚えのある声がした
「こりゃ、ひどいねぇ」
村嶋 美登が立っていた
「なるほど。それは大変でしたね。何か少しでもお役に立てるかもしれません。その時は遠慮なくこちらに」
と、片付け終わった店内で
神村に名刺を渡す村嶋 美登
「いやぁ、早速お言葉に甘えさせて頂けるのでしたら…この子のバイト先どこかないでしょうか…」
「オーナー、私大丈夫です。ちゃんと探しますから。安心してください」
「ありますよ」
「「へっ?」」
美登の言葉に驚く二人
「いや、だからありますよバイト先」
「おお、それはありがたい。っでどういったところで?」
話にくいつく神村
「うちです。ちょうど、事務の子を一人探そうかと思ってたんですよ。顔見知りだと僕も尚更、好都合。それに口説きやすくなる」
と、愛嬌たっぷりの笑顔を美雨にむける美登
「ほ、本当ですか?無理してとかじゃ…」
「美雨ちゃん、さすがにボランティアでそんな事は言えないよ。本当に人材が必要だからだよ。それに求人募集する手間も費用もかからなくてこっちとしても願ったり叶ったりだよ」
「美雨ちゃん、良かったじゃないか。村嶋さんの好意に甘えさせて頂こう。俺も安心だ。村嶋さん、どうかこの子の事、宜しく頼みますってまるで花嫁の父みたいだ」
本当は神村自身も大変なのに明るく笑う姿を見て美雨は心の中でそっと感謝した
「オーナーすいません。私のせいで…」
実は数日前に脅迫状が届いていたことを
美雨は先程の岡崎という刑事から聞かされた
内容は
『鷺沢 美雨は尻軽女
辞めさせないなら、店をぶっ潰す』
と、書いてあった
神村はどうせイタズラだろうと思い
その脅迫状を無視していた
結果、この有り様だった
「申し訳ないのはこっちだよ。俺がちゃんと対応してればさ、こんなことに…。それに、うちの店は俺がコツコツ仕入れてきたものを置いてるからさ、今の状態じゃ売るものもなくて営業出来ないんだ」
申し訳なさそうな神村
「オーナー、私大丈夫です。以前勤めてた時の退職金とかまだ使ってなくて当面、生活の心配要らないですし。また、どこか探します、アルバイト」
「そう言って貰えると俺も救われるよ。だけどさ、必ずまた、店開けるから。そん時はまた美雨ちゃん宜しくな。そうとなりゃ、世界中走り回って良いもの仕入れてくるぞぉ」
わざとらしく明るく振る舞う神村を
美雨は申し訳ない思いで見つめていた
と、同時に一体誰がこんなことをと
頭の中は疑問で一杯だった
その時、店の入り口で聞き覚えのある声がした
「こりゃ、ひどいねぇ」
村嶋 美登が立っていた
「なるほど。それは大変でしたね。何か少しでもお役に立てるかもしれません。その時は遠慮なくこちらに」
と、片付け終わった店内で
神村に名刺を渡す村嶋 美登
「いやぁ、早速お言葉に甘えさせて頂けるのでしたら…この子のバイト先どこかないでしょうか…」
「オーナー、私大丈夫です。ちゃんと探しますから。安心してください」
「ありますよ」
「「へっ?」」
美登の言葉に驚く二人
「いや、だからありますよバイト先」
「おお、それはありがたい。っでどういったところで?」
話にくいつく神村
「うちです。ちょうど、事務の子を一人探そうかと思ってたんですよ。顔見知りだと僕も尚更、好都合。それに口説きやすくなる」
と、愛嬌たっぷりの笑顔を美雨にむける美登
「ほ、本当ですか?無理してとかじゃ…」
「美雨ちゃん、さすがにボランティアでそんな事は言えないよ。本当に人材が必要だからだよ。それに求人募集する手間も費用もかからなくてこっちとしても願ったり叶ったりだよ」
「美雨ちゃん、良かったじゃないか。村嶋さんの好意に甘えさせて頂こう。俺も安心だ。村嶋さん、どうかこの子の事、宜しく頼みますってまるで花嫁の父みたいだ」
本当は神村自身も大変なのに明るく笑う姿を見て美雨は心の中でそっと感謝した