日々

ガンッ



雅紀は背中を押されドアに直撃。


そして通行人がドアを開く。



「あぁ、ごめんなさい」



雅紀に40のダメージを与えた。




その後気を取り直した4人は、
廊下の壁に背を預けるように、
ドアから雅紀、空良、葵炬、美夜の順番で並ぶ。


ドアが開かれたままになっているせいで
雅紀は、スッポリ隠れてしまっているが
先生は気にしてないようだ。



雅紀
「(まぁこれはコレで…って、ん?)」



突如感じる違和感。



あれ?ナニソレ新手の苛め?



お尻に感じる違和感。



どうやら触られているらしい。


雅紀
「(痴漢…?んな訳ねぇよな〜。
気のせいか)」


雅紀
「(……ってなる訳ないだろ!空良!!)」



一人で納得し一人でツッコム。
雅紀もどうやら随分、滅入っているらしい。


それはサワサワサワサワ、
先生が去るまで続けられた。



―――――
―――…

雅紀
「お前、何触ってる。
見知らぬ人なら逮捕だぞ!」


葵炬
「見知った人でもアウトだよ、雅紀兄」


空良
「ちょ、待ってよ。仕方ないだろ?
隣に雅紀が居るんだから!!
雅紀が隣にいるのに触らないでどうするよ?
ソコに雅紀がいるんだよ!?」


葵炬
「うーわー…」


美夜
「空良気持ち悪い…」


雅紀
「お前なんかやっぱり変だ。」



葵炬
「雅紀兄に言われたら終わりだね」


雅紀
「ヒドイ…、
俺は正常だよ、チクショー(泣)」



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