隣の席の俺様ヤンキー【完】
「何イジけてんだよ」
「別にイジけてないもん」
少しだけ意地を張って魁一から顔を背ける。
「だったらこっち向けよ」
「嫌」
あたしがそう答えた瞬間、魁一はあたしの腰に腕を回して自分の方に引っ張った。
「こっち向けよ」
「だから嫌なの」
体がピタリと密着して、魁一の熱が全身に伝わってくる。
こんなにくっついていたら、心臓のドキドキが魁一に伝わっちゃう。
「なんで嫌なんだよ。またキスされてぇの?」
「……――っ」
痺れを切らした魁一があたしの顎を掴んだ。
至近距離で視線がぶつかりあって、心臓がジャンプする。