隣の席の俺様ヤンキー【完】
「あたし、すごく嬉しかった。魁一がメールくれたことも屋上に来てって呼び出してくれたことも」
キスしてほしいってメールが来て、ドキドキしたし、ワクワクもした。
早く授業が終わらないかなって時計ばっかり気にして、
先生の声なんてほとんど耳に届かなかった。
あたしがそんな気持ちを抱えていた頃、魁一は白鳥さんとキスしてたんだ?
魁一とあたしはもう偽りの恋人同士じゃないんだよね……?
ちゃんと付き合ってるんでしょ?
だったらどうして、白鳥さんとキスしたなんてあたしに言うの?
それを話したら、あたしがどんな気持ちになるのか分からない?
逆に魁一があたしの立場だったらどんな気持ちになる?
誰か違う男の子とキスしたら『事故だししょうがねぇな』って割り切れる?
「……――魁一なんて、大っ嫌い!!」
これ以上一緒にいたら、きっとあたしは泣いてしまう。
胸の奥底から湧き上がってくる感情をなんとか抑えてそう叫び、勢いよく走り出す。
キスしてほしいってメールが来て、ドキドキしたし、ワクワクもした。
早く授業が終わらないかなって時計ばっかり気にして、
先生の声なんてほとんど耳に届かなかった。
あたしがそんな気持ちを抱えていた頃、魁一は白鳥さんとキスしてたんだ?
魁一とあたしはもう偽りの恋人同士じゃないんだよね……?
ちゃんと付き合ってるんでしょ?
だったらどうして、白鳥さんとキスしたなんてあたしに言うの?
それを話したら、あたしがどんな気持ちになるのか分からない?
逆に魁一があたしの立場だったらどんな気持ちになる?
誰か違う男の子とキスしたら『事故だししょうがねぇな』って割り切れる?
「……――魁一なんて、大っ嫌い!!」
これ以上一緒にいたら、きっとあたしは泣いてしまう。
胸の奥底から湧き上がってくる感情をなんとか抑えてそう叫び、勢いよく走り出す。