ガラスダマ


「そうだけど…」


自然とあたしにまでも声が掛かった。



友達なんていらないんだ。

みんな1人でいるのが恥ずかしいから…とか、都合がいいから一緒にいるだけだよ。

卒業したら会わなくなる友達の方が多いし。


友達という関係は都合良く使われていつか終わる。

そんなのいらない。


まだまだ話しかけようとしてくるクラスメイトを無視して、立ち上がった。

空いてる席…


ふと高橋が目に入った。





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