ガラスダマ


勢いよく振り返ると真後ろに高橋がいた。


「…何」


「たまにはデートしてよ」


「何で」


「俺がしたいから?」


「あたしは別にしたくない」


何をツンツンしてるんだか。

プイッと前を向いて、また歩き出した。


それでも後ろからはやっぱり足音がついてくる。


何にも話すことなく、歩き続けて家に着く。


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